ロンドンでアパートを探すことは日本人にとって簡単なことではありません。ただ、以下のヒントを参考にしていただくことで比較的簡単に見つけることができると思います。
①興味のある分野を絞り込む
ロンドンでアパートを見つけるのは簡単ではありません。ロンドンは、さまざまな種類の人々のための多くの地域がある大都市です。この中で自分にとって理想的な地域を見つけることが大事です。
以下のようなリストを作成して、自問自答することをオススメします。
- 一人暮らし・ルームシェア・家族で移住?
- 学校に近い場所・静かな地域・公園が近いエリア?
など。自分が優先している事項をリスト化します。
リスト化して、自分が優先していることを見える化して、それを元にフラットを探します。
②ロンドンの不動産サイトのリストを作成する
次に大事なことは、ロンドンの物件サイトのリストを作成します。今の時代、ネットで部屋を探すのが当たり前になっているので、Googleなどで検索しましょう。
ヘヤシラベでまとめた情報では、以下のサイトがロンドンでアパートを探すのに便利です。
- SpareRoom → フラットとルームメイトを見つけるのに役立ちます。
- Rightmove → イギリスで物件数No1のサイトです。筆者オススメのサイトです。
- Portico → ロンドンで賃貸アパートを探すのに適したサイト
- Zoopla → ロンドンでアパートを検索して見つけるためのWebサイト
- Gumtree → 不動産意外にも色々と検索できるサイトです。
- OpenRent → こちらも物件数が多いサイトです。
- Spotahome → オンラインで検索、予約、確認できるWebサイト
③信頼できる不動産業者のリストを作成します
上記のWEBサイトは賃貸物件のリストが表示されているだけで、そのサイトが管理している訳ではありません。(日本のSUUMOと同様です。)
実際に借りたり、内見する場合はその物件を管理している不動産業者に連絡する必要があります。
上記の物件ページからどこが管理しているかを確認して、リストを作成します。
④ロンドンの賃貸ルールを勉強する
ロンドンの賃貸ルールは日本とは少々異なります。しっかりと向こうの文化を理解した上で行動するとスムーズです。
以下の単語がロンドンでアパートを探す時によく使われます。
Contract (契約) | 賃貸契約のこと |
Deposit(デポジット) | いわゆる敷金です。契約が終了するまで家主がキープしている賃貸料 |
Purpose-built Flat(専用フラット) | もともとフラットように建てられた部屋 |
Converted Flat | 元は別の用途だったが、フラットように改装された部屋 |
Studio | リビングルーム、キッチン、ベッドルームがすべて同じスペースにあり、バスルームが別のエリアにあるフラット。いわゆる1Kに似ています。 |
Terraced | 均一なスタイルで建てられた家 |
Semi-detached | セミデタッチド: セミデタッチドハウスは、1つの共通の壁を共有するペアの1つとして建てられた一軒家 |
End of Terrace House | テラスハウスに似ていますが、通常、家の小さなグループに分割されています |
Maisonette | 大きな建物の2階以上にある家で、内部に階段があります。 |
Flatshare | 家の中の部屋を借りて家賃を分担する生活状況 |
上記以外にも基本的な英語は必要になります。しっかりと基礎英語を勉強して質問など受け答えできるようにしておきましょう。
⑤必需品のリストを作成する
家のタイプを選択したとしても、決めることは多々あります。以下の項目をしっかりと決めることが大切です。
・賃貸料
家賃がいくらまでなら出せるかを明確化することで、結構部屋を絞りこむことができます。これを元に不動産サイトで絞り込むことをオススメします。
・通勤時間
ロンドンに住んでいる人が職場や学校に行くための平均通勤時間は74分です。
これが長いと考えるか、短いと考えるかはみなさん次第ですが、平均約1時間くらい毎日かかると考えてください。もしこれが長いと考えるなら、もっと職場や学校に近い場所を探すのをオススメします。
通勤時間は間違いなくロンドンでは重要な要素です。
・地下鉄へのアクセス
日本でもそうですが、「駅チカ」であることはかなり重要です。幸いロンドンではあちこちに地下鉄が張り巡らせているので、基本的には近い駅があると思いますが、それでも徒歩5分と徒歩15分とでは異なります。この点も考慮して物件を探すのがいいです。
・寝室の数
一人暮らしの場合は、ベットの数は気にする必要はありませんが、同棲したり家族で住む時には重要な要素になります。
・駐車場
車をもっている場合は、近くに駐車場があるか、また駐車場代は毎月いくらになるかを考慮する必要があります。
・ペットフレンドリー
もしペットを飼う予定がある場合は、あらかじめ家主に確認しておく必要があります。幸いにも、ロンドンは日本よりもペットOKの物件が多いです。
⑥部屋探しのスケジュールを立てる
海外からロンドンに引っ越す場合は、ロンドンでのフラットハンティング(部屋探し)のスケジュールを立てる必要があります。
ほとんどの家主は週の初めにウェブサイトの情報を更新しようとエージェントに連絡をします。そして、週の半ばに変更内容がサイトに反映されます。
なのでできれば週の半ばから行動すれば他の人に取られずに物件を見つけることができます。運がいいと、まだサイト上に公開されていない情報を見つけることもできます。
ちなみにロンドン市内を移動するには、Citymapperなどのアプリを使うと最安最短で目的地にいくことができます。
⑦ 収入とリファレンスを証明
日本でもそうですが、しっかりと家賃を支払う能力があるかをしっかりと証明する必要があります。できれば残高証明などを英訳しておくのがいいでしょう。大手銀行であれば元から英語版を発行してくれます。
リファレンスとは日本ではない文化ですが、これは例えば前住んでいた物件のオーナーから自分についての推薦書のようなものです。これは自分が「トラブルを起こさない安全な住民です」ということを証明する大事なプロセスです。別にこれは必須ではありませんが、もし可能であればオーナーにお願いして簡単な文章を作成していただくようにするのがいいです。
まとめると以下のようなものは必要になってきます。
- 身分証明(パスポート・ビザなど)
- 雇用証明書・収入証明書
- リファレンス
⑧近所について調査する
最近の日本では近所付き合いも少なくなりましたが、イギリスではフレンドリーな方が多いので近所の人に話しかけたりするといいでしょう。実際に近所を散歩したり、近所の人とおしゃべりして簡単に近隣の調査をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以上がロンドンで部屋を探すヒント8選になります。海外でのお部屋探しはハードルが高いものですが、しっかりと準備をしていくことで、思いがけないラッキー物件に出会えるかもしれません★
ロンドンで部屋探しができるウェブサイトは?
SpareRoom 、Rightmove 、Portico 、Zoopla などがオススメです。筆者はRightmoveを使うことが一番いいと思います。
ロンドンで部屋を探すことは難しいですか?
日本と比べると言葉の壁などがあるのでハードルは高くなる傾向があります。しかししっかりと準備することで、比較的簡単に見つけることができたりします。ロンドンの人はフレンドリーな人が多いので色々と相談してエージェントと一緒に決めることをオススメします。